夢の共演
≪プロローグ≫
重厚な扉の前で立ち止まった私は、一呼吸おいてからノックをすると、―どうぞ―という声と共にゆっくりと扉が開き、その部屋に招き入れられた。 さらに、秘書官に促され奥へと足を踏み入れれば、穏やかな彼の人の笑顔に迎えられた。 外務省の事務次官補の私は今回、葵総理の命によりある任務を任されている。 その初動報告の為に、今日は官邸に足を運んで来たのだった。 「で、どうですか?」 儀礼的な挨拶など抜きにして、いきなり葵総理はそう聞いてきた。もちろん笑顔は絶やさないままだ。 「はい。 当方(外務省)のみならず、両国大使および現地の市長からの懇願が効をそうしたようで、先ほど先様より“承諾”のご返事をいただきました。」 私がそう報告すると、総理の顔が、どこか少女のようにワクワクと期待を込めた表情へと明るく変化していった。 「まあ〜♪ それは上々ですね(*^0^*)v ではさっそく各方面へ通達しなくてわ! ふふふvv」 総理は今度はまるで、いたずらを思いついた子供のような表情になった。 その怪しい微笑みに、私も同じように瞳を輝かせながら、承知しました、と返事を返した。 そんな向き合う二人の横に、静かに控えている首相第一秘書官は苦笑をもらしていた。 何を隠そう、この計画は、葵総理と私の“個人的趣味の一致”から持ち上がったモノなのだ。 もし、この『総理と私の“個人的趣味の一致”』などというモノがなければ、せいぜい各関係都市の行政機関や民間団体だけの事であり、外務省も通常の外国使節団受入措置だけですんでいたのである。 それが葵総理と私の思惑がドンピシャと重なったものだから、一挙に事が政府や皇室までをもが関係する一大プロジェクトとなったのであった。 「では、一連のスケジュールが決定いたしましたら、あらためてご報告にまいります。」 「とても楽しみだわ♪ 宜しく頼むわね!」 「はい。それでは、失礼いたします。」 総理との現段階での打ち合わせを終えた私は、秘書官に見送られながら官邸を辞していった。 |
解説という名の言い訳(^^;) |
このストーリーは『いろんな作品の中でピックアップした、私が“萌え〜”なキャラ達が、GDワールドで一同に会して共演しているところが見たいっ!!』などという妄想からできあがったシロモノです。 したがって、GD以外の各キャラが、それぞれの原作の中で背負っている、時代,年齢,地位などは、このストーリー設定に合わせて変えています。 では、GDキャラ以外にどんなキャラが登場するのか…?! ヒントのキーワード ≪みつぐれ≫≪賢兄愚弟≫≪瑞祥≫≪アクトナイン≫ ≪ボンの少佐≫≪EMC≫≪コン・コンマス≫etc. (このリストを見ればウサぽちの趣味がまるわかり;;/笑) 上記の他に、実は25年来の友人がオリジナルで書いている非公開・長編ストーリーの主要キャラ達がメインで登場します。 (うるv様、キャラ使用ご許可を下さりありがとうございまぁ〜す♪) そんなこんなで、わけのわからないストリー展開になって行くやもしれませんが、お祭り騒ぎと思ってお付き合い下さいませm(_._)m 季節は4月中旬から5月頃のお話です。 季節はずれの今(11月下旬)から始めても、はたして、ちょうどその季節に連載完結できるかどうか・・・(^^;) ではでは、次回からいよいよ本編へ突入いたします!! |
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